8月21日、ひとつめの手紙

夏のこと、暑さ、海、いもの煮物
878 hanaya 2023.08.21
誰でも

あなたへ

こんばんは、878です。いかがお過ごしですか。

初めての手紙を書いています。半分そわそわ、半分うきうきのような、ふわふわした気持ちです。そわそわ、うきうき、ふわふわ。よい感じです。

こちらはお盆明けの残暑に見舞われています。そもそも残暑というより、いよいよ本気を出してきた本命の"暑"な気もします。"残"の予感はどこにも感じません。そのくらい暑いです。日中、あるところで見た温度計は40℃を回っていました。そして夕方は眩しい赤い空でした。そちらはいかがですか。

この夏はやりたいこととやるべきことがいくつかありました。そのなかのひとつに「海をみに行く」があったのですが、これは達成できませんでした。海は広いけど遠いです。のろのろとしている間に夏は終わってしまいました。果たして、夏は終わったのでしょうか。

ネットで調べてみると、日本には暑さが終わるという意味の節気「処暑」があり、その時が夏と秋の境目とされているようです。今年は8/23から9/7が処暑にあたるみたいで、まだしばらくは夏が続くことがわかりました。来週あたりに海をみに行こうと思います。外でツクツクボウシが鳴いています。

ほかにも達成できなかったこと、できたこと、色々あったようで何もなかったような気もする今年の夏です。いもの煮物を上手につくることはできました。それが一番うれしかったかもしれない。醤油の塩梅がちょうどよくていもは掬うとぼろっと崩れてしまうくらい柔らかい、いもの煮物です。1回目は少し芯が残ったように固かったので、2回目は1回目よりも根気よく時間をかけて煮ました。それがよかったようです。食べた人がおいしいと言ってくれたのもうれしかった。そう思うと何かしらがあった夏でした。どんな時も何かしらがあることをわたしは忘れがちです。そういうものを知っていたいと思います。そしてそういう話をここではしたいと思います。あとで全てを思い出すことはできないから、気がついた時に、思いついた時にあなたに宛てて書いていきます。

今日はそろそろ終わりにします。

また手紙を出しますね。さようなら、おやすみなさい。

878 hanaya

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